6月7日 カジメの生育調査・投入を行いました。(紀北町海山区島勝浦・紀北町海山区白浦)

紀北町海山区島勝浦にてカジメの生育調査と再投入、
紀北町海山区白浦にて藻場調査とカジメの試験投入を行いました。


今回は、白浦の光丸船長ご協力のもと、海っ子メンバー3名が参加し島勝浦と白浦の2ヶ所で活動を行いました。

 

まずは、4月にカジメ苗の投入を行った島勝浦にて生育調査を行い、前回投入したカジメが周りのうにに食べられず残っているのを確認しました。

   
 
今後の藻場造成に期待が持てそうです!
生育調査の後、カジメの再投入も行いましたので、今後も引き続き様子を見ていきます。

白浦では、まず、海底の藻場調査を行いました。
白浦には過去に沈めた大きな藻焦が沢山ありますが、その周辺には海藻がほとんど見当たりません。

 
 
しかし、場所を変えるとまだまだ豊かな藻場が広がっています。
ここ白浦でもカジメの苗の試験投入を行いました。

 
 
少なくとも今ある藻場を枯らすことなく、海の森を未来へ残していきたいと思います。

最後になりましたが、ご協力いただきました光丸船長、どうもありがとうございました。

今後も、地元の皆様と力をあわせて藻場再生活動を行っていきたいと思います。
 

5月23日 うまし国おこし・三重の座談会に参加!

「文化力を生かした自立・持続可能な地域づくり」をめざす三重県の取組、「うまし国おこし・三重」がはじまりました。
この取り組みは2009年(平成21年)から2014年(平成26年)までの6年間にわたって行われ、地域の魅力や価値の向上・発信・集客交流の拡大をはかり、自立・持続可能な地域づくりを目指すものです。
「うまし国おこし・三重」の取り組みの基本は県内各地域で開催される座談会です。
様々な活動に取組む地域の方に加え、専門家・プロデューサーが集まり、意見交流・課題の解決策・今後の方向性などを話し合います。
海っ子の森サークルは、5月23日に開催された津地域の「座談会」(津市リージョンプラザ)に参加をしました。
座談会では海っ子の森サークルの活動をお話させていただき、プロデューサーをはじめ参加者の皆様から、いろんな意見をいただきました。
サークル活動もメンバーだけではその範囲が限られますので、このような県の取組みに参加し、専門家の方にアドバイスをいただいたり他の活動団体様と力を合わせていくことで、より良い活動につながっていくと期待しています。

4月25日 紀北町海山区島勝浦にて海の植林活動を行いました。

今年度第1回目の「海の植林活動」を、紀北町海山区島勝浦にて行いました。

 
 
島勝浦の海も磯焼けが進んでおり、海藻の姿はなく、ガンガゼがたくさん生息しています。

   
 
ここでの活動は初めてなので、まずは、前日に地元の漁師さんに工法の説明をさせていただきました。
今回は自然石を25個用意し、そこに木片とプレートを使ってカジメ苗を取り付けました。

   
 
苗を取り付けた自然石を、舟で現地へと運搬し、
ダイバーの資格を持つ漁師さんと当サークルのメンバーで自然石を海に沈めました。

   
 
   
 
今回、はじめての場所での活動でしたが、
地元の漁師さんにも「自分たちでできる藻場再生」に興味を持っていただき
たくさんの質問が出ました。
今後も藻場再生の必要性を広め、工法の指導、活動の支援を行い、
更に活動範囲を広げていきたいと思います。
尚、今回、傭船は地元の漁師さんに出していただきました。
ご協力ありがとうございます。

4月4日 アラメの生育状況調査を行いました。(答志島・坂手島)

4月4日、当サークルのダイバー2名が鳥羽市水産研究所の調査に同行して、答志島沿岸と坂手島沿岸に昨年設置したアラメの生育状況を確認してきました。
海の中で1年間を過ごしたアラメは、茎は太く葉も大きく元気に育っていました。
来年はたくさん胞子を蒔いてくれるはずです!

   
 

3月1日 くまの灘漁協阿曽浦支部にて海の植林を行いました。

くまの灘漁協の阿曽浦支部にて、地元の漁師さんと共に海の植林作業を行いました。

今回はカジメの芽を取付けた自然石100個と50kgのブロック10個を海に沈め、その周りを防護ネットで囲む作業を行います。

   
 
参加メンバーは朝8時に港に集合。まずは、港で防護ネットの準備です。
長い網の下の部分に糸の細い網を巻き込み、紐で固定していきます。
この網はウニなどの侵入を防ぐために、海底に沈めたカジメの周りに設置されます。
 
 
   
 
次に事前に用意された自然石とブロックを船に積み込みます。

 

自然石には芽を取り付けるためのワイヤーが埋め込まれてます。

 
 
いつもは、陸で芽を取付けた自然石を投入場所まで船で運ぶのですが、
今回は、カジメの芽が痛まないように
自然石とカジメの芽をバラバラで運び、船の上で取付を行います。

今回のダイバーさんは3名。
地元のダイバーさん1名と海っ子の森サークルから2名が参加しました。

   
 
船いっぱいに自然石が詰め込まれました。

石、ブロック、私たちを乗せて船が出発!

途中で、中間育成中のカジメを海から引き上げます。立派に成長してます!

カジメの回りにはエビの一種「ワレカラ」がいっぱい!

1ケ所目の投入場所に到着!まずは、カジメの芽がついた木片を分割し

自然石に埋め込まれたワイヤーでしっかりと固定させます。

 
 
用意ができたら、海に投入・・・の前に海底のウニを駆除。
こいつたちがカジメの芽を食べてしまうのです。

 ちなみに、駆除したウニは身がスカスカで食べれません。残念。

ウニ駆除の後、芽を投入。自然石を一個づつ海に落とします。

海の中ではダイバーさんが待機してます。

 
 
ダイバーさんは海にもぐって、海底でひっくりかえった石をもとに戻したり、重なった石を適当な間隔で並べたりします。
その後、防護ネットの設置も行いました。

今回は、食害対策として鉄製の防護柵も1つ設置。

 
 
2ケ所目の投入場所でも同様に石を沈め、今回のラストの投入場所に到着しました。
ここでは、ブロックを投入します。
ブロックにはドリルを使って、カジメの芽を取付けました。

しっかりと固定されてます。

ブロックの重さは50kgもあるので、投入には船のクレーンを利用します。

大きな針にひっかけて、

海に投入。

これで、全ての自然石とブロックが沈められました。
 
 
このあとは、定期的に調査を行いカジメの成長の様子をチェックしていきます。

これで、全ての自然石とブロックが沈められました。
このあとは、定期的に調査を行いカジメの成長の様子をチェックしていきます。

藻場の再生はまだまだ試行錯誤の段階ですので、
毎回いろんなことを試しています。
今回の設置はどのような結果が出るのでしょうか。
どうか大きく育ってくれますように。
 
 

<おまけ>
今回は新聞記者さんも取材で同行!寒そう・・・・。

阿曽の海です。

 

海藻の植林で投入した願い石の数

2,190

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