4月25日 紀北町海山区島勝浦にて海の植林活動を行いました。

今年度第1回目の「海の植林活動」を、紀北町海山区島勝浦にて行いました。

 
 
島勝浦の海も磯焼けが進んでおり、海藻の姿はなく、ガンガゼがたくさん生息しています。

   
 
ここでの活動は初めてなので、まずは、前日に地元の漁師さんに工法の説明をさせていただきました。
今回は自然石を25個用意し、そこに木片とプレートを使ってカジメ苗を取り付けました。

   
 
苗を取り付けた自然石を、舟で現地へと運搬し、
ダイバーの資格を持つ漁師さんと当サークルのメンバーで自然石を海に沈めました。

   
 
   
 
今回、はじめての場所での活動でしたが、
地元の漁師さんにも「自分たちでできる藻場再生」に興味を持っていただき
たくさんの質問が出ました。
今後も藻場再生の必要性を広め、工法の指導、活動の支援を行い、
更に活動範囲を広げていきたいと思います。
尚、今回、傭船は地元の漁師さんに出していただきました。
ご協力ありがとうございます。

4月4日 アラメの生育状況調査を行いました。(答志島・坂手島)

4月4日、当サークルのダイバー2名が鳥羽市水産研究所の調査に同行して、答志島沿岸と坂手島沿岸に昨年設置したアラメの生育状況を確認してきました。
海の中で1年間を過ごしたアラメは、茎は太く葉も大きく元気に育っていました。
来年はたくさん胞子を蒔いてくれるはずです!

   
 

3月1日 くまの灘漁協阿曽浦支部にて海の植林を行いました。

くまの灘漁協の阿曽浦支部にて、地元の漁師さんと共に海の植林作業を行いました。

今回はカジメの芽を取付けた自然石100個と50kgのブロック10個を海に沈め、その周りを防護ネットで囲む作業を行います。

   
 
参加メンバーは朝8時に港に集合。まずは、港で防護ネットの準備です。
長い網の下の部分に糸の細い網を巻き込み、紐で固定していきます。
この網はウニなどの侵入を防ぐために、海底に沈めたカジメの周りに設置されます。
 
 
   
 
次に事前に用意された自然石とブロックを船に積み込みます。

 

自然石には芽を取り付けるためのワイヤーが埋め込まれてます。

 
 
いつもは、陸で芽を取付けた自然石を投入場所まで船で運ぶのですが、
今回は、カジメの芽が痛まないように
自然石とカジメの芽をバラバラで運び、船の上で取付を行います。

今回のダイバーさんは3名。
地元のダイバーさん1名と海っ子の森サークルから2名が参加しました。

   
 
船いっぱいに自然石が詰め込まれました。

石、ブロック、私たちを乗せて船が出発!

途中で、中間育成中のカジメを海から引き上げます。立派に成長してます!

カジメの回りにはエビの一種「ワレカラ」がいっぱい!

1ケ所目の投入場所に到着!まずは、カジメの芽がついた木片を分割し

自然石に埋め込まれたワイヤーでしっかりと固定させます。

 
 
用意ができたら、海に投入・・・の前に海底のウニを駆除。
こいつたちがカジメの芽を食べてしまうのです。

 ちなみに、駆除したウニは身がスカスカで食べれません。残念。

ウニ駆除の後、芽を投入。自然石を一個づつ海に落とします。

海の中ではダイバーさんが待機してます。

 
 
ダイバーさんは海にもぐって、海底でひっくりかえった石をもとに戻したり、重なった石を適当な間隔で並べたりします。
その後、防護ネットの設置も行いました。

今回は、食害対策として鉄製の防護柵も1つ設置。

 
 
2ケ所目の投入場所でも同様に石を沈め、今回のラストの投入場所に到着しました。
ここでは、ブロックを投入します。
ブロックにはドリルを使って、カジメの芽を取付けました。

しっかりと固定されてます。

ブロックの重さは50kgもあるので、投入には船のクレーンを利用します。

大きな針にひっかけて、

海に投入。

これで、全ての自然石とブロックが沈められました。
 
 
このあとは、定期的に調査を行いカジメの成長の様子をチェックしていきます。

これで、全ての自然石とブロックが沈められました。
このあとは、定期的に調査を行いカジメの成長の様子をチェックしていきます。

藻場の再生はまだまだ試行錯誤の段階ですので、
毎回いろんなことを試しています。
今回の設置はどのような結果が出るのでしょうか。
どうか大きく育ってくれますように。
 
 

<おまけ>
今回は新聞記者さんも取材で同行!寒そう・・・・。

阿曽の海です。

 

1月23日 鳥羽磯部漁協答志支所青壮年部の新年会に参加 !

1月23日、答志島の浜崎ペンションにて鳥羽磯部漁協答志支所青壮年部の新年会が開催され、海っ子の森サークルのメンバーも参加させていただきました。
まずは今年もお互いが協力し、藻場再生に取組んでいくことを話し合い、宴会に突入!
宴会では、美味しい海の幸をいただきながら答志の若い漁師さんたちが「何故、今、藻場再生に取組んでいるか」という話を聞きました。
今の若い漁師さんたちは、藻場がおいしげっていた頃の海を知っています。子供の時、海にもぐると黒々とした藻場に吸い込まれそうで怖かったと言います。それが、今では岩場がむき出し。
将来、もし、自分の子供が漁師になりたいと言ったら、その願いは叶うのだろうか・・・。
今のままでは、この不安が現実になる可能性も大きいのでは・・・。
彼らは、答志の漁業を絶やさないために、そして自分たちの子孫がずっと漁業を続けれるように、そんな思いをもって藻場再生に取組んでいるのです。
若い漁師さんたちの思いを聞き、私たちもさらに力が入りました!藻場再生への取組みが、きっと未来につながると信じて今年も頑張ります。

   
 

1月12日 鳥羽市坂手島にて、アラメの芽の木片取付けを行いました。

クレモナ糸にアラメの胞子を付け発芽させたアラメを、木片に取付ける作業を行いました。
この木片を筏に吊り下げ、海の中で藻の中間育成を行います。

 

海藻の植林で投入した願い石の数

2,190

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