くまの灘漁協の阿曽浦支部にて、地元の漁師さんと共に海の植林作業を行いました。
今回はカジメの芽を取付けた自然石100個と50kgのブロック10個を海に沈め、その周りを防護ネットで囲む作業を行います。
参加メンバーは朝8時に港に集合。まずは、港で防護ネットの準備です。
長い網の下の部分に糸の細い網を巻き込み、紐で固定していきます。
この網はウニなどの侵入を防ぐために、海底に沈めたカジメの周りに設置されます。
次に事前に用意された自然石とブロックを船に積み込みます。
自然石には芽を取り付けるためのワイヤーが埋め込まれてます。
いつもは、陸で芽を取付けた自然石を投入場所まで船で運ぶのですが、
今回は、カジメの芽が痛まないように
自然石とカジメの芽をバラバラで運び、船の上で取付を行います。
今回のダイバーさんは3名。
地元のダイバーさん1名と海っ子の森サークルから2名が参加しました。
船いっぱいに自然石が詰め込まれました。
石、ブロック、私たちを乗せて船が出発!
途中で、中間育成中のカジメを海から引き上げます。立派に成長してます!
カジメの回りにはエビの一種「ワレカラ」がいっぱい!
1ケ所目の投入場所に到着!まずは、カジメの芽がついた木片を分割し
自然石に埋め込まれたワイヤーでしっかりと固定させます。
用意ができたら、海に投入・・・の前に海底のウニを駆除。
こいつたちがカジメの芽を食べてしまうのです。
ちなみに、駆除したウニは身がスカスカで食べれません。残念。
ウニ駆除の後、芽を投入。自然石を一個づつ海に落とします。
海の中ではダイバーさんが待機してます。
ダイバーさんは海にもぐって、海底でひっくりかえった石をもとに戻したり、重なった石を適当な間隔で並べたりします。
その後、防護ネットの設置も行いました。
今回は、食害対策として鉄製の防護柵も1つ設置。
2ケ所目の投入場所でも同様に石を沈め、今回のラストの投入場所に到着しました。
ここでは、ブロックを投入します。
ブロックにはドリルを使って、カジメの芽を取付けました。
しっかりと固定されてます。
ブロックの重さは50kgもあるので、投入には船のクレーンを利用します。
大きな針にひっかけて、
海に投入。
これで、全ての自然石とブロックが沈められました。
このあとは、定期的に調査を行いカジメの成長の様子をチェックしていきます。
これで、全ての自然石とブロックが沈められました。
このあとは、定期的に調査を行いカジメの成長の様子をチェックしていきます。
藻場の再生はまだまだ試行錯誤の段階ですので、
毎回いろんなことを試しています。
今回の設置はどのような結果が出るのでしょうか。
どうか大きく育ってくれますように。
<おまけ>
今回は新聞記者さんも取材で同行!寒そう・・・・。
阿曽の海です。
2012年7月11日 5:06 PM|カテゴリー活動日記