3月1日 くまの灘漁協阿曽浦支部にて海の植林を行いました。

くまの灘漁協の阿曽浦支部にて、地元の漁師さんと共に海の植林作業を行いました。

今回はカジメの芽を取付けた自然石100個と50kgのブロック10個を海に沈め、その周りを防護ネットで囲む作業を行います。

   
 
参加メンバーは朝8時に港に集合。まずは、港で防護ネットの準備です。
長い網の下の部分に糸の細い網を巻き込み、紐で固定していきます。
この網はウニなどの侵入を防ぐために、海底に沈めたカジメの周りに設置されます。
 
 
   
 
次に事前に用意された自然石とブロックを船に積み込みます。

 

自然石には芽を取り付けるためのワイヤーが埋め込まれてます。

 
 
いつもは、陸で芽を取付けた自然石を投入場所まで船で運ぶのですが、
今回は、カジメの芽が痛まないように
自然石とカジメの芽をバラバラで運び、船の上で取付を行います。

今回のダイバーさんは3名。
地元のダイバーさん1名と海っ子の森サークルから2名が参加しました。

   
 
船いっぱいに自然石が詰め込まれました。

石、ブロック、私たちを乗せて船が出発!

途中で、中間育成中のカジメを海から引き上げます。立派に成長してます!

カジメの回りにはエビの一種「ワレカラ」がいっぱい!

1ケ所目の投入場所に到着!まずは、カジメの芽がついた木片を分割し

自然石に埋め込まれたワイヤーでしっかりと固定させます。

 
 
用意ができたら、海に投入・・・の前に海底のウニを駆除。
こいつたちがカジメの芽を食べてしまうのです。

 ちなみに、駆除したウニは身がスカスカで食べれません。残念。

ウニ駆除の後、芽を投入。自然石を一個づつ海に落とします。

海の中ではダイバーさんが待機してます。

 
 
ダイバーさんは海にもぐって、海底でひっくりかえった石をもとに戻したり、重なった石を適当な間隔で並べたりします。
その後、防護ネットの設置も行いました。

今回は、食害対策として鉄製の防護柵も1つ設置。

 
 
2ケ所目の投入場所でも同様に石を沈め、今回のラストの投入場所に到着しました。
ここでは、ブロックを投入します。
ブロックにはドリルを使って、カジメの芽を取付けました。

しっかりと固定されてます。

ブロックの重さは50kgもあるので、投入には船のクレーンを利用します。

大きな針にひっかけて、

海に投入。

これで、全ての自然石とブロックが沈められました。
 
 
このあとは、定期的に調査を行いカジメの成長の様子をチェックしていきます。

これで、全ての自然石とブロックが沈められました。
このあとは、定期的に調査を行いカジメの成長の様子をチェックしていきます。

藻場の再生はまだまだ試行錯誤の段階ですので、
毎回いろんなことを試しています。
今回の設置はどのような結果が出るのでしょうか。
どうか大きく育ってくれますように。
 
 

<おまけ>
今回は新聞記者さんも取材で同行!寒そう・・・・。

阿曽の海です。

 

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海藻の植林で投入した願い石の数

2,190

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